耐震偽装・産地偽装・消費期限偽装等々あります。
この世の中はどうなっていくのでしょう?
姉歯設計の耐震偽装に始まった偽装ですが、我々建築業者は大変迷惑しております。
そしてさらに、国の検査機関の怠慢を一般の建築業者になすりつける最悪の法律が
21年からいよいよ始まってしまいます。
この法律は「建築業者は嘘をつく悪いものだ」との考えの上で考えられた法律です。
声を大にしてはっきりと言えます。
小林工務店は悪いことはしません。嘘はつきません。迷惑はかけません。
そうでなければ、90年もこの長岡で工務店の看板を掲げることはできません。
確かに最近の飛騨牛の偽装や、ちょっと前のミートホープの事件は、昔では考えられない行為です。
もうこれは詐欺です。さらに言えば一般の道徳の考えが欠如したものです。
「これしたら人に迷惑をかける」とか「こんな事はしてはいけない」とか、必ず自分の中でリミッターが働くものです。
なぜこのような世の中になってしまったのでしょう。教育問題・格差社会・競争社会・物価上昇・・・。
色々な要因が考えられますね。
ここで少し考えて見ましょう。性善説と性悪説です。
性善説とは孟子の説いた教えで「生まれながらに人間は善である」と言っています。
それとは反対に荀子が性悪説を説いています。「生まれながらに人間は悪である」と。
たしかに性善説は理想であり、性悪説は(最近の社会を考えると)現実のような気がします。
ただし、それに慣れてしまうのは寂しい感じがします。
一昔前なら玄関の鍵をかけずに出かけても問題はありませんでした。
実際、布団を屋根に干したままでかけてしまい雨が降ってきたときに近所のおばちゃんが
2階まで上がり取り込んでくれたことがあります。残念ながら、今は必ず鍵をかけます。
性悪説が悪いとは言いません。しかしそのような世界は寂しいでしょう。
皆さんはどのようにお考えですか?
まあ答えは出ないでしょう。なにせ2300年前より続いている議論ですから・・・。
最近の偽装満開のニュースをみてちょっとまじめに書いてしまいました。
ちょっと変な写真を載せました。意味不明の螺旋階段です。
目的がわかりません???




