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2008年12月
私は吉野家に対して特別な思い出があります。
小学生の時に、アニメの「キン肉マン」を観ていて、主人公が♪牛丼ひとすじ 300年 はやいの うまいの やすいの~♪と歌っていて、吉野家の店が映っていたのが印象的でした。このときに同級生と「吉野家の牛丼を食べてみたい!」と話したことを覚えています。残念ながら長岡には店が無く牛丼と食べるという夢はかないませんでした。 その後10年位経て、受験で東京に行ったときにまず最初に行った所が吉野家でした。子供の頃の印象と10年の時間が最高の調味料になったのでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・うまかったです。 その後は東京にて一人暮らしを13年していましたが数え切れないほど通いました。途中BSE問題がありましたが紆余曲折があり牛丼が復活したときには喜んだものでした。貧乏学生時代・安月給のサラリーマン時代と常に私を助けてもらったものです。 なぜ、たった一杯の牛丼のとりこになったのでしょう?値段もOKですが、お店のサービスにも原因があるのでしょう。 興味深い記事が、あるサイトに載っていたのですがそれで疑問が解決されました。 『なぜ吉野家は食券の券売機を置かないのか?』通常は券売機を置けば人員削減や効率性良くなり売り上げUPにつながると考えますが、そのことによりそのお店特有のサービスが無くなるそうです。吉野家の安部修仁社長曰く実は、食券券売機を置くとお客様に対して一つの言葉が無くなるそうです。その言葉は「ご注文は何にいたしますか?」です。接客用語が一つ無くなり、さらに代金の受け渡しという接客行為も無くなってしまう。このように効率が悪くても、それ以上のサービスにより情緒的な対応を残しお客様に良い印象を与えて続けることが良いとのコト。このような気配りの他にお茶を飲むときの角度が高くなればお茶の量が少くなっているので注ぎに行く。お客様が食後に胸ポケットを探っていれば薬を取り出す仕草すぐに水を持っていく。 お客様から要求される前に、お客様の動きによって求められるサービスを察知して要求を満たす。 私が吉野家にハマったのはこんなところかも知れません。このコトはどんな業界にも通用することでしょう。私も見習います。と思いました。 ちなみに創業当時は「早い うまい 安い」を掲げていたが現在は「うまい 安い 早い」に変わったそうです。時代のニーズに合わせてフレーズを変えている事がさすがですね。